甘酒の歴史と現在

甘酒は日本書紀にも記されている通り、伝説の時代から長くから飲まれているドリンクです。
日本酒と同様の起源と考えられており、アルコールを含むものが日本酒、含まないものが甘酒として発展しました。
しかるに、昔は神様に供える神聖なものだったと考えられます。

江戸時代になると、製造方法は広く知られるようになり、甘酒売りが出現します。
クーラーも無かった江戸時代では、夏バテは当然。
食料不足や、栄養失調から多くの病人が出たそうです。
そこで、手軽に栄養素が取れて、比較的安価で買えた甘酒の人気が出ました。

甘酒は飲む点滴と呼ばれるように、ブドウ糖、ミネラル、必須アミノ酸などの栄養成分が多く含まれています。
江戸時代にも、滋養剤として認識されていたようです。

しかし戦争になり、米が入手しずらくなると、甘酒の製造自体ができなくなってしまいます。
こうして甘酒の文化はかなり縮小してしまいました。

戦後になり、米が安定的に入手されると、味噌屋、醤油屋、酒屋などが余った糀を使って甘酒を造り始めます。
特に酒粕を溶かしてひな祭りなどで、白酒(どぶろく)の代わりに飲まれることが一般的になりました。

2010年頃から甘酒ブームが到来します。
それまでの酒粕で作った甘酒ではなく、麹から造った甘酒が台頭してきました。
酒粕の臭みがなく、また砂糖を加えない麹甘酒を作る技術が発展したからです。
甘酒の成分が美肌効果や健康効果があるとのうわさが広がり、ブームの火付け役となったと言われています。

最近では白い甘酒だけではなく、透き通った甘酒、炭酸が入った甘酒、トマト果汁入りの甘酒、食べる甘酒、GABA入り甘酒など多くの加工甘酒が登場しています。
飲む人のすそ野が女性を中心に広がり、甘酒はすっかり定着しました。

現在は、甘酒ブームは落ち着きましたが、普段に飲まれる方が非常に多くなりました。
甘酒をダイエットやファスティングに使用する人も増えています。
甘酒には栄養成分が十分含まれているので、食事の代わりに甘酒を取ることでダイエットができると評判です。
また腹持ちもよく、おやつを我慢してコップ1杯の甘酒を取ることで十分お腹が満たされます。

また病中・病後食に使用している方も多数います。
私もその一人で、内臓に病気があり、食事がとりにくい時があります。
その際は食事の補助として甘酒を飲むことで、1日の栄養分を取ることにしています。

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