プロが選ぶ ぽん酒館で飲むべき日本酒 徹底攻略

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  1. 一杯目のおすすめ
  2. 二杯目のおすすめ
  3. 三杯目のおすすめ
  4. 四杯目のおすすめ
  5. 五杯目のおすすめ

ぽん酒館とは

ぽん酒館とは、株式会社ぽんしゅ館が運営する物産販売所です。
特徴的なのは、新潟駅、長岡駅、越後湯沢駅に併設されている利き酒ができるコーナーを構えているところです。
新潟県内のほとんどの酒蔵の酒を試飲することができ、観光のお客様には新潟でも屈指の人気施設です。
500円を払うとお猪口が渡され、淡麗辛口から濃醇な酒まで、およそ100種類ほどの日本酒から5杯選んで飲むことができます。

有名なお酒から、地元民でも知らない隠れた銘酒が並んでいます。
しかし種類が多すぎて、初めての方は何を飲んだらいいか戸惑うことでしょう。
実際に多くの方が、何を飲んだらいいかわからない光景をよく目にします。
私は業界人として、できれば一つ一つ説明したくてウズウズしてしまうのですが、単に変な人に思われるので拳を握りしめぐっとこらえています。
ですので、せめてこちらのページでおすすめのお酒をお伝えしますね。

新潟のお酒と言えば、淡麗辛口のお酒が多いイメージですが、実は甘いお酒であったりコクのあるお酒など味の幅は非常に広いんです。
ですので、せっかくですからバラエティに富んだお酒を楽しんでいただけたらと思います。

試飲できるお酒は、各駅や季節によって異なりますので、ずばり下記のお酒があるわけではありません。
似たようなお酒を探してお飲みください。

500円を払うとコインが5枚とお猪口(要返却)がもらえます。
このお猪口を利き酒マシーンのくぼんだ穴に差し込み、コインを入れます。
右上に着いている黄色いボタンを1回押すとお酒が注がれます。

一杯目:まずは有名どころの淡麗辛口を

まずは新潟の有名なお酒をお楽しみください。
既に飲んだことがありますか?実はぽん酒館では通常の居酒屋で出される銘柄より上のランクが揃っていることが多いんです。
もちろん季節やタイミングがありますが、飲んだことがあるはずなのに、「いつもの味じゃない!」と思うこともあるはず。
そんな理由で下記の銘柄を一杯目にお勧めしますね。
 

  • 極上吉乃川
    特別純米か吟醸、純米吟醸が出品されていると思います。
    澄んだキレがある味わいが楽しめ、「これぞ新潟!」と言わしめる銘酒です。
    400年以上の歴史がある県内最古の蔵の酒をお楽しみください。
  • 八海山
    全国でも有名ですが、居酒屋ではもっぱら普通酒が提供されています。
    八海山の旨さはやはり吟醸以上のクラスで発揮されます。
    普通酒に比べればはるかに製造量が少ないレアな酒質である吟醸か純米吟醸が味わえます。
  • 上善如水
    純米吟醸、または別バージョンの純米吟醸、季節商品を飲むことができます。
    上善如水は根幹は変わりませんが、少しずつ味を変えていきます。
    ひと昔前の上善のイメージとは違った味を楽しむことができるでしょう。

二杯目:高級酒の大吟醸を

二杯目は、せっかくですので高級酒を頂きましょう。
1杯あたり100円払っているわけですから、コストパフォーマンスのいいお酒を飲まなきゃ損ですもんね♪
通常大吟醸は乾杯や1杯目に飲まれるケースが目立ちます。
しかし新潟の大吟醸は、比較的香りが穏やかで飲みやすいタイプなので、中間酒として飲んでもばっちりです。
1杯目と飲み比べて、どちらが好みかお楽しみください。

  • 越乃寒梅
    無垢純米大吟醸がある場合があります。これを見つけたらすかさず飲みましょう。
    卑しい話ですが、おそらく利き酒コーナーで、一番高額なお酒です!
    無垢でなくても灑など新商品や限定商品を飲めることができますが、いずれにしれもハズレがありません。
    酒の陣でも石本酒造さんは太っ腹で、高級なお酒をふるまってくれます。
  • 北雪YK-35
    山田錦のY、協会酵母のK、精米歩合の35を合わせた鑑評会出品用の酒を通称YK35と呼びます。
    酒蔵がその威厳をかけてつくるコンテスト用の酒なのです。
    季節によって、無い場合もありますが、生原酒など通常のYK35の別バージョンが提供されることもあります。
    見かけたらおススメです。
  • 菊水 大吟醸または無冠帝
    全国的に有名な「ふなぐち菊水」ですが、利き酒ではふなぐちとは全く異なる味わいを楽しめます。
    大吟醸があれば間違いないのですが、最近は無冠帝を見かけます。残念ながら大吟醸ではないのですが、味覚的にはほぼ大吟醸でしょう。
    菊水の新たな一面が垣間見えます。

大吟醸というキーワードで探すと、越後桜の大吟醸が見つかります。ただ新潟のお酒ぽく無いのでここではグッとこらえて見送ってください。

この辺で塩か味噌を頂きましょう

全国の塩、美味しい味噌が楽しめます。
夏にはきゅうりが販売されていますので、それをつまみにきき酒されてはどうでしょう。
下手な飲み屋に行くより、ずっと楽しめますよ!

三杯目:甘みのある旨口酒を

新潟は大きく上越・中越・下越地方と三分類の地方があります。
そのうち上越地方では、淡麗辛口の酒ではなく、甘い酒が主流となっています。
以前はもち米や糖類を添加して甘味をひきだしていましたが、現在ではそれぞれの蔵の個性を生かした甘みの出し方があります。
この甘みが口の中でふくらみ、すっきりしている甘味なので、ついつい飲んでしまうんですね。
ぜひ上越地方を代表する甘みが特徴的な酒を三杯目にお楽しみください。

  • 千代の光 地上の星、または もち純米
    ネーミングにいささかの違和感を感じてしまいますが、そこは唇を噛み締めスルーしといてください。
    山の中の自然が豊かなところにある蔵なのですが、もうすでに水がうまい地区なんです。
    そこに最新の技術を使用した機械を導入し、さらに氷温貯蔵を行うという非常に手間がかかる作業を行っています。
    やさしい甘さが広がるお酒です。
  • 根知男山
    純米系があると思います。通常お酒の熟成はタンクで行いますが、この蔵では瓶の中で熟成を行っています。
    そのため香りや旨味が酒の中に凝縮されているのが特徴です。
    甘味と凝縮された旨味が混然一体となった酒は非常に特徴的です。
    新潟の中でも独自路線を突き進む酒は1度飲んでいただきたい酒です。
  • 雪中梅
    上越を代表する甘さが特徴的な酒と言えば雪中梅を差し置いて他は無いでしょう。
    絹のような舌ざわりとはまさにこのお酒を表しています。
    女性的な綺麗な甘みは覚えておきたい味です。

四杯目:コクのある濃醇な酒を

三杯目に飲んだ甘味を引きずったままぜひ濃醇な酒をお楽しみください。
どちらかというと甘味が女性的であるとするなら、4杯目にご紹介する酒は漢(おとこ)です。
もはや男塾です。江田島平八と大豪院邪鬼と男爵ディーノです。
旨味の怪物があなたの舌を凌駕するかもしれません。
ぜひ塩や味噌とともにこのお酒を堪能してください。
いずれも限定なので無い場合もあります。

  • カウボーイ
    銀のラベル(割水タイプ)か金のラベル(原酒)が利き酒できます。
    アメリカ人のために造ったといっても過言ではないラベルと味わいが特徴です。
    肉料理のために造られたこの味は挑戦的な味ですが、これが病みつきになってしまいます。
  • 鶴齢
    純米吟醸や吟醸の場合は綺麗すぎてしまうので、できれば普通酒か本醸造など安価なお酒の方がこの酒の醍醐味を味わえます。
    山菜や煮物などと相性がいいこの酒は、一言でいえば山男に出会ったような印象。
    その男にごつい腕でパンチを食らったような衝撃は、忘れられない味となるでしょう。
  • のぱ
    注いだ瞬間に今までの酒と異なることに気が付くでしょう。
    無色透明ではなく、茶褐色の不思議な液体。
    香りもさることながら、一口飲んだらその衝撃はセカンドインパクトが起こったような衝撃が走ります。
    精米歩合90%、このラベルの街並みはどこ?名前の由来など裏話が多すぎて語りつくせませんが、全国的に見ても不思議なお酒であることは間違いありません。
    季節ごとに味が変化するユニークな酒なので、二度目、三度目と飲むと味わいが異なることも不思議です。

五杯目:最後は淡麗辛口で締めましょう

いよいよ最後の利き酒となってしまいました。
今まで飲んできたインパクトはありませんが、最後の締めは口の中をさっぱりしたいものです。
5杯目を飲んだ後に、まだ飲みたいと思っていただければ幸いです。
良い酒の基準は飲み飽きしないことです。
気づけば無くなっている自然な味わいこそ新潟の酒の特徴です。
そして不思議と酔い覚めが早いんですよね。
日本酒は悪酔いするというイメージを持っている方は、このような酒を飲むと考えが変わります。
そんなことを教えてくれるお酒を味わいつつ、最後はお土産のお酒を選んでみてはいかがでしょう。

  • 清泉 雪
    酒造りは麹づくりが命言われていますが、この蔵の麹は全国屈指の魅力的な麹です。
    この蔵が大切にしていることが、気づけば一升瓶がカラになっている酒。
    朝まで飲める飲み飽きの無さ、そして酔い覚めの早さ、これこそが清泉の特徴です。
  • 誉麒麟
    清泉と同じようなポリシーで造っているこの誉麒麟。
    研究者で技術者で学者であるという経営者の酒蔵です。
    スターのような輝きではありません。藤原喜明とか木戸修のようないぶし銀(すみません!わかりにくいですよね。越中詩郎か木村健吾ですよね)タイプです。
    最後にここに帰ってくるんだよね、という思いが伝われば幸いです。
  • 鶴の友
    新潟の最終兵器と勝手に呼んでいます。
    まず市販されていないので滅多に買えません。新潟の一大イベントである酒の陣にも出品していないので飲めません。
    酒造らなくてもいいや、くらいに考えている大胆不敵な酒蔵なので、利き酒で飲めるだけでラッキーです。
    上のクラスでもいいのですが、上白があればまずは飲むことをお勧めします。
    自然に口の中に溶けていくように流れ込む味。これぞ新潟と言えるお酒です。

最後に水をお飲みください

和らぎ水ということばがあります。
日本酒を飲んだ後は、水を飲んで内臓の負担を減らしてください。
二日酔いや悪酔いを避け、美味しく飲み続けることができます。

最後までお読みいただきありがとうございます。ぽん酒館の魅力については、また改めて述べたいと思います。

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